ニホンウナギが蒲焼になるまで

現在消費されているニホンウナギの大部分、99%以上は養殖されたウナギです。

飼育しているウナギに卵を産ませ、育てることは技術的に難しく、商業的な応用は実現していません。

このため、養殖されたニホンウナギは全て、マリアナの海で生まれた天然の子ども(シラスウナギ)を捕まえ、養殖場で育てたものです。
  
「養殖ウナギ」と呼ばれてはいますが、元々は野生の個体ですので、消費が行き過ぎれば、ニホンウナギは減少します。高級鰻屋で食べるウナギも、冷凍パックに詰められたウナギも、かつては野生のニホンウナギだった、という意味では同等です。

ニホンウナギは絶滅するのか